東南アジアトップのマルチサービスアプリ・Grabは「Grab Ventures Ignite」プログラムを実施して、ベトナムのアーリーステージのスタートアップ支援を促進する。
国家イノベーションセンター(計画投資省直轄)、ベンチャーキャピタルのGobi Partners、コワーキングスペース開発のToong、YKVN法律事務所、アマゾンウェブサービス(AWS)が協賛する。
Grabは約100万米ドルを拠出し、ベトナムの潜在性の高いスタートアップを発掘する。参加企業をベトナムのテクノロジー系スタートアップ・エコシステムのトップに導くべく育成支援する構えで、「2030年にユニコーン企業10社を創出」するというベトナム政府の戦略にもマッチするという。
参加希望のスタートアップは4月10日までに申し込む。その中から50社が選ばれインタビュー選考、その後20~25社に絞られ、ホーチミン市で1週間のブートキャンプを経て選ばれた10~15社が「Grab Ventures Ignite」の全プログラムに参加する。
同社は、ベトナムのスタートアップ・エコシステムについて「国内スタートアップが飛躍できうる理想的な環境」と評価している。その上で、今回のプログラムがベトナムのスタートアップ成長を加速し、ベトナムの現在の課題、将来発生しうる課題を解決するための重要な役割を担い、東南アジアのイノベーションとデジタル化の促進にもつなげたいとしている。
現地企業ニュース
VNのスタートアップ・エコシステムは理想的 ~Grabが高く評価~
2020年3月11日 00:00
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