3月2日、サムスンベトナム社は、スターレイク・ハノイニュータウンに研究開発(R&D)センターを建設すると発表した。
投資額は約2億2000万米ドル、総敷地面積は1万1603平米で東南アジア最大となる。竣工は2022年末の予定で、第4次産業革命の中核技術を開発する。
同センターは、サムスン電子グループの海外初のR&Dセンターとなる。ベトナム人エンジニアが製品開発にとどまらず、人口知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、第5世代移動通信システム(5G)などの研究分野において能力向上につなげるのが狙い。
サムスンベトナム社は「R&Dセンターの建設はサムスンのベトナム投資戦略の重要なマイルストーンだ。ハイテク産業の優秀な人材を育成して、ベトナムの科学技術の基盤づくりに貢献したい」としている。
サムスングループのベトナム投資総額は約170億米ドルで、そのうちサムスン電子の投資はバクニン工場、タイグエン工場(携帯電話)、ホーチミン市工場(日用品・テレビ)、ハノイR&Dセンターで95億米ドルを占める。
R&Dセンターの建設は、グエン・スアン・フック首相とサムスン電子のイ・ジェヨン副会長が2018年にハノイで、2019年にソウルで協議を重ね決定となった。
現地企業ニュース
サムスン、R&Dセンターをハノイに建設
2020年3月18日 00:00
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